2019年6月19日水曜日

最近、blogの更新なんてめったにやらなくなった。
昔から、つるむのが苦手で、リンクなんて置かなかった。
なので、同時期に始めた奴らが、今どんな日常を過ごしているかなんてのはどうでもいいが、
下手くそだった頃に比べ、書くことがなくなったのは紛れもない事実だ。

やれ松脂だ、弦だ、顎当てだ、肩当てだ、ケースだ、楽器だ、弓だ。
ありとあらゆることに疑問を持ち、それに対して自分の意見を表明する場を設けてきたというのに。

いまでは、弦の交換や楽器の一切を信頼する職人に任せている。
彼らは、楽器メンテナンスのプロだから。
素人があーだこーだうんちくを並べ立てるより、ずっと意味のあるメンテナンスをしてくれる。

たいして、自分は演奏担当。
余計なことにとらわれず、自分の音を追求する。
コレでいいじゃないかと、最近割り切っているため、
ブログに書けることがめっきり減ったわけだが。w。

だが、演奏に集中、譜面とにらめっこしてるうちに、
以前では、手も届かず、足を踏み入れることもない領域に来つつあるのは確か。

バッハの無伴奏チェロ組曲
カザルスによって「再発見」され世間に認知されるようになった。
今日では、踊るための舞曲ではないと評価されているようだ。

組曲はそれぞれ下記、六種類で、一曲が構成されている

  1. Prelude
  2. Allmande
  3. Courante
  4. Menuett、BourreeないしGavotte
  5. Sarabande
  6. Gigue

 もちろん、この時代の譜面らしく速度表記はない。
が、上記の「題名」が添えられている。

演奏されるときは、それぞれの舞曲のイメージを添える。

だけど、このイメージはどこから来るのか。
かつて、この曲が成立した当時には、それぞれの舞曲の基本的な「ベース」があり、
各自はその「ベース」を元にアレンジして弾いてたのではないか。

というくだらない妄想を抱きながら、弾くのにハマってるw

その曲「らしさ」はどこから来るのだろうと考えながら、弾いたときに限っていい感じで弾けるんだもんw

僕の妄想も無駄ではないのだw

メトロノームでゆっくり弾くのからはじめて?だんだん早くする?
そんな練習法は全くゴメンだね。
速度記号もない。フレーズの切れ目もない。強弱記号だってない。
それなのに、メトロノームで速度を測る?バカらしい。
バッハは、峠に似ている。
車やバイクがなかった頃、馬で攻めるような感覚がある。

いつだって、最後は自分と自分の楽器で攻めるんだ。
はじめから自分を信じればいい。

バッハを弾き進めていくと、自信がつく。
小賢しい魔法のアイテムなどない。
必要であれば使う。
ただそれだけ。
でも考えることはある。
たまには考えを整理し、外部の記憶にとどめておく。
ブログなんて、これでいいのだ。



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