2017年8月27日日曜日

OMF2017 Bプログラム

行ってきたぜっ!!!
OMF2017 Bプログラム


ベートーヴェン:レオノーレ序曲 第3番 Op.72b
マーラー:「少年の魔法の角笛」より
ドヴォルザーク:交響曲 第7番 ニ短調 Op.70, B.141

指揮:小澤征爾(ベートーヴェン)
ナタリー・シュトゥッツマン(マーラー、ドヴォルザーク) 
ソプラノ:リディア・トイシャー(マーラー)  ← すっげー綺麗な人(※ここ重要)

生まれて初めての小澤征爾。
小澤さんの演奏を聞きに行って、ナタリー・シュトゥッツマン氏の虜になってきました。

あの小澤色に染まった楽団をさもウィーンフィルのように軽やかで、重厚感のある音に持っていける、
なおかつコブシを効かせない演奏。
あんな軽やかに指揮してる人はじめてみた。
小澤さんが序曲しか振らないから、ハズレかと思っていたが、思わぬ大収穫です。

小澤さんは、ほとんど座って揮してた。
たまに立ち上がると、楽団が狼狽えるくらい、危なっかしい動き。

晩年のロリン・マゼールでもそんな動きしてなかったぞ。

序曲だけで、息が上がってる。演奏の素晴らしさより、この先長くねーな、という将来への不安が頭をよぎった。
レオノーレのトランペットの演出ははじめて知った。てっきり顔出しNGな人かと思って申し訳ない。

Bプログラムのシンフォニー以外は初見なだけに、こんなドリーム感のある演奏が聞けるなんて。

 ■リディア・トイシャー氏
歌声もさることながら、肩幅広くて、ガタイの良い、あえて外した色のドレスが似合う綺麗な方でした。
ヒョロガリで短足の日本人が着たって滑稽に見えるだけです。 

すごく曲調に合ったソプラノさんですね。N響なんぞと違って。
ナタリー・シュトゥッツマン氏もオペラ歌手をやっていただけに、声質重視の人選なのでしょうか。
両氏ともどこぞの黄色い猿とは違って、いい年のとり方をしております。
こういうきれいな年のとり方をしている人たちは、好感が持てていいですね。

ここまで書いといて、ほとんど見た目の話ばっかしてる件www
美辞麗句で飾り立てるのは性に合わんのよ(´・ω・`)
いくら衒学迷彩しても、根底にあるのは、ブラボーの一言だけっす。


■OMFの特筆すべき点
リスナーの意識の高さ。
ロリン・マゼールの最後の日本公演のときですら、携帯のバイブ音や、レジ袋カサカサ音がそこら中から聞こえてきたものでしたが、
OMFに限っては、そんな行いをする人はいませんでした。
みんなOMFの為に全国から集結してるんだから、そりゃあ意識高いですよね。




さて、行きも帰りも 平井寺・三才山トンネル使用の下道ルートです。
トリップメータ見ると、往復で95.6km 、片道45分、平均燃費19.6km/l 、平均時速は71.7km/hですね。私は制限速度を遵守していたので、メーターが壊れていたんでしょう。
発進時とオーバーテイク時以外は2000回転縛りですし。テンサンですし。
行きも帰りも、信号と料金所とヘアピンカーブ以外はブレーキを踏んでないだけでこんなにも燃費がいいんですね。

■行きは、うちを出発して、チケット忘れたことに気づいて、家に帰ってから、キッセイホールへ向かって、駐車場の混み具合を確認してから、 カトマンズナンハウスで昼食。
ランチセットが¥750でトレーから はみ出すようなナンと、本格的なインド・ネパールカレー。
殺人的なボリュームでした。そしてうまい。
その後、浅間温泉へ行ってからの、OMF。
昼食代と温泉代込みでも、高速使うより安い。しかも、早い。

■終始煽ってきたミニバンの人
どうせだから、くだらないブログに残しておこうw
事件は、松本から上田へ帰る道中で起きた。
後方よりシルバーのミニバンが迫る。
ストレートではビタビタに迫ってくる。
コーナーを抜けると、視界に映ったときは、はるか彼方へ。
そしてストレートで追いつく。

典型的なミニバン乗りですね。ただの。 アルファードに多いです。今回はシルバーのヴォクシーでしたが似たようなもんですね。

こちらの先行集団(自分含め5、6台。軽トラ含む)はストレートだろうが、コーナーだろうが、一定速度を維持してました。上り勾配8%の峠道でもw もちろん下りも。
軽トラにすら、追いつけないなら、さっさと免許返納しやがれ。

■英国にはこんな格言があります。

「人は、結婚・育児を経験し、ミニバンで死ぬ」

いくら順風満帆に生きていようと、結局は走る棺桶で死んでしまう。
そうならないためには、ミニバン以外の車に乗りましょう。と。
すべての車乗りに対する格言ですね。

もちろん大嘘ですが。


■その他
・開場後~開演前まで熱心に楽譜をさらっていた1stヴァイオリンの方々。
ステージは本番のためにあるのであり、あなた方の練習場所ではありません。
コントラバスやティンパニなど、気軽に楽屋やステージ裏に持っていけない楽器ならまだしも、
小型で軽量で持ち運びに苦労することもない楽器が、いつまでもステージ上で練習しないでください。
ましてや、演奏会の演目の一曲目の序曲をさらわないでください。興冷めです。

・変な構え
最後まで残って練習していた1stの方で、
フレッシュタイプのあご当てを使っている方。
完全にテールピースの右側に顎が乗ってました。
そして楽器は左へスライドし、肩に担ぐかのようなフォーム。
弓先まで使いきれてないどころか、楽器はますます下がり、上げようとするも力が入りすぎて、
背中が丸まり、更に楽器が下がり、
これらに加えて、力が入りすぎてるのか、腕がギプスで固められたみたいに不自然な動きをしてました。
これがあやまった楽器の持ち方の集大成なんですね。
参考になります。














2017年8月26日土曜日

左手を痛めているときのヴァイオリン

今月は、仕事が忙しく、左手腱鞘炎に見舞われまくりだったので、
手を休めるために、ヴァイオリン練習に勤しみました。

昔はよく、「ヴァイオリンが弾ければ、ヴィオラも弾ける」なんて言ったものでしたが、
そんなのデタラメです。

全然弾き方も違うし、使う筋肉も違います。

ヴァイオリンは脱力。ヴィオラは如何に圧力を音に変換するかです。きっと。
某高円寺の人からみたら、もっと別の回答になるんだろうけども。
今の私にはこれくらいしかわかりません。

さて、ヴァイオリンをメインに弾くにあたり、松脂をベルナルデルに統一してみました(?)

今日は湿度も高い。けど割と涼しめ。
ヴィオラでギョーム使うと、間違いなく滑って、練習にならない。
かといってメロスを使うと、ヴァイオリンとヴィオラ間でのタッチの傾向の違いがよくわからない。

それに、もうすぐ毛替えもするし。

そう思い、メーニッヒさんにベルナルデルを、ダウンで5回塗ってみましたが、
適切な圧力と適切なスピードで弾けば、抜群にいい音が出ました。
圧力かけまくっても、グギギってなりません。
ただし、気を抜くととたんにヘボヘボな音になるので、ボウイング練習にはかえって良いのかもしれません。
なお杉籐さんにベルナルデル付けても、圧力がうまくかからない弓なので、いい音は出ません。
良い弓に、適切な摩擦を生み出す松脂。弓のスピードと圧力。
つまり、そういうことなんですね(´・ω・`)

ベルナルデルでヴィオラを弾いた後に、ヴァイオリンを弾くと、あまりの引っ掛かりの良さにショックを受ける。
今まで使っていた、GFやオイドクサなんぞとは比べ物にならない圧倒的なグリップ力。
はじめから最高の松脂が転がっていたのに、ずっとスルーしてたんですね。
なんてこったい。

ヴィオラでも、ハイポジションの音の伸びが段違いに良い。
松脂の存在感を感じにくく、速いパッセージでも無理なく弾ける。
意外にC線の響きがクリアになる。
くそー、良い弓がなければこんなの絶対わかりっこないぜ。

次に、高円寺の人のところに行ったら、弓だけじゃなく、ヴァイオリンもお持ち帰りしそうで怖い。
でも、楽器や弓の購入は、今持っている楽器を持っていかあかんので、
今回と次回はお持ち帰りの危険性はなさそう。
いまの楽器を持っていったときに「この楽器はゴミですね」なんて言われたし
2回も3回も言われたくない。
ヴィオラの性能が低いのは自覚してたし。

千駄ヶ谷のフランス人に、フランス語で言われたのが1回目。
フランス語わからないからダメージ少ないと思うけど、いかなる国の言語でも、ネガティブな意味や雰囲気は、ストレートに伝わる。
ましてや、自分の楽器を見ながら言われたら、なおさら。
あのときのことは今でも忘れられない。泣きそうだった。

そして、今度は日本語で、はっきりと言われた。高円寺で。これが2回目。
初回と比べて、致命傷は受けなかったが、やはり、胸が痛かった。
ヘルメットがなかったら即死だった。間違いない。

だが初回と違うのは、楽器本体を勧めることなく、弓を勧められたことだ。
普通、この楽器ゴミですね → いい楽器ならここにあります。
の流れだろう。

高円寺の人は、ここからが凄まじい回復魔法を使ってくるw
いきなり、良い弓をポンと渡し、これで弾いてみろやと。
そのゴミのような楽器から、フランス人の楽器を超える音が出てくる。
以下略。
そんなこんなで今の弓を手に入れてしまった。


これと同じことがヴァイオリンで再現されては困るwwwww
宝くじを当てているのならまだしも、ビンボーリーマンには不可能だ。

ヴァイオリンケースがボロいので、
工房に持っていくにしても、ボロボロのケースで行く訳にはいかないしな、ハハッ。
アルファの#380がほしいとか断じて思っていません。絶対に。まじで。

少しくらい重くても、車移動だから問題ないぜとか、思ってません。決して。

そういえば、 スピリットがなんか寿命迎えてるぽい。
巻線が剥がれてもないのに、ミャーミャーした音が出始めました。

ほんとに寿命一ヶ月くらいなんですね。
寿命なのか、そうでないのか、はっきり分かる弦でいいですね。
E線の音が耳障りなのは、初めからでしたが。
安いので、無問題です。

9/14~10/8までヴィオラが外泊に出かけるので、、
来週の練習後に張り替えれば、いい感じで、弾けそうですね。








今日の練習は、
Vn: 篠崎の3巻とカイザー前半、モルダウ、ドッペル。実質3時間位。ベルナルデル。
Va: おなじくカイザーとモルダウ、青本を少々。実質1時間位。ベルナルデル。


jins PCメガネ ナイトユース買ったった

これ良いですよ。

見た目が碇ゲンドウになるけど。

今まで使ってたのが、旧PCメガネのライトブラウン。
当時は、一番色の濃いやつを買ったのだが、
今の仕事やりだしてから、PCを一日12時間使用していくうちに、
午後6時位からめがショボつく現象に悩まされ、
仕事を終えると、街明かりが、やけに目に突き刺さる。

そんな生活を送っていましたが、
 ナイトユースは、旧PCメガネに比べて、

4000Kが3500Kになる程度のレンズ色です。
 旧PCメガネは、4000Kが3900Kになるくらい。ほとんど体感できませんでしたが、
ここまで、色が濃いレンズだと、仕事中に、4200Kのランプを4000Kと間違えて、納入しかねない。

仕事中はNGですが、家に帰ってからだと、ちょうどいい感じで目が休まります。

今思えば、碇ゲンドウもいわゆる管理職。
一日中モニターを眺めていることも多いのでしょう。

しかも、あんなに薄暗い部屋では、普通のメガネかけていたときは、私と同じく、
目がしょぼしょぼして、さぞ、光がまぶしかったのでしょう。





碇ゲンドウ氏へ、


いままでガラの悪いおっさんだと思っててすいません。
今日から、私もそちら側になります。
これからよろしくお願いいたします(笑)

2017年8月19日土曜日

やべえ人見つけた

>サイズは410です。ハイアーチなので実質405ですね。 某職人のフェイスブックより


(ボディ)サイズは405です。ハイアーチなので実質410の(ローアーチの楽器と容積的には同じ)ですね。
と、脳内で変換してみたら、文章的にも成立する可能性はある。


しかもマスターグレードで、ネックは半加工品使ってたり、
裏板パーフリングなしがデフォルトとか

この人、弦楽器職人以前の問題やろ。
 とあるヴィオラの表板には、駒を立てる位置の下書きの線がそのまま残っているという。

ヲチするには十分面白いが、 こんなもん流通させんなや。

まだ弦楽器をはじめて日が浅い人が、
こんなん売りつけられた日にゃ、謝罪と賠償を要求しても良いと思う。まじで。




2017年8月14日月曜日

パンがなければ、ケーキを食べればいいじゃない

1stポジションで指が届かないなら
3rdに上がればいいじゃない。

3rdだけで弾ける曲のおかげで、ポジション移動への苦手意識が減りました。
柔い弓を使ってたときは、3rdに上がると、音の出が鈍くなるのを嫌い、1stで意地でも引き通してましたが、
いい弓があるだけで、音の出は良いし、音は濁らないし、左手は痛くならないし
良いことづくめです。

さて、先週はヴィジョンを張って散々な目に会い、
捨てる寸前のヘリコアに戻したのでありましたが、A線はプリムのままです。
以前にもまして、いい音で響くようになってました。弦ってよくわかりませんね。
あの時聞いた、巻線が剥がれたかのような音。今回はしませんでした。


そういえば、十年前に魂柱調整に出したときはヘリコアを張ってあったんだった。
他の弦で調子良く弾ける訳ないよね(。>﹏<。)浅はかな私を赦してください。


気温34→23℃
湿度60後半%

ギョームでグリップバッチリでした。

今日やったもの、
青い本のグリーンスリーブスで3rd練習。
悲愴の譜読み。モルダウ弾き通し。カイザー。

意外に何もやってませんが(´・ω・`)

この後帰宅してから、急に光刺激に敏感になって、
吐き気がおさまらず、睡眠薬飲んで寝てみたは良いが、結局眠れず、
観念して4時に布団から出て、部屋の片付けをし、7時位からWOTに遠征。

流石に、徹夜明けで車運転したら事故る。
今日もおとなしくしてよう。

2017年8月5日土曜日

花火大会 Va:ヴィジョン → ヘリコア

練習を早く切り上げたのは、花火を見たいからではありません。
練習してたら背中が痛くなったからです。
決して交通規制が終わったら早く帰ろうなどとはおもっちゃあいませんよ。

さて、この前張り替えたヴィジョンですが、
ヘリコアよりパワーが無いかも。とにかく雑音が多い。ヘリコアと同じくらい明るい音。


なんか練習に飽きてきたので、A線をプリムに変えてみましたが、
カプランのほうが音が柔らかです。
プリムは針金っぽい音、ヴァイオリンのE線みたいな音です。
まぁ、レスポンスは良好なので、ヴァイオリンのE線みたいな音が好きな方はどうぞ。

そう考えると、カプランは、スチール特有のキンキンさを緩和したタイプの弦です。
まぁ、さすがに、ナイロンコアには劣りますが、ナイロン弦と合わせる場合に、
不自然さが出にくいタイプの弦なのかもしれません。

さて、ヴィジョンの話に戻りますが、
CGはブリブリなって気持ちいいですが、D線が貧弱です。
ヘリコアは全線に渡って、素直な弦ですが、
ヴィジョンは、各弦ごとにバラツキがあります。

これでもっとパワーがあれば、使い続けようかという気になりますが、
とんだ期待はずれでした。


このチャートは、ヴァイオリン弦の音の傾向(明るい、温かい。すっきり、複雑な)をわかりやすくまとめたものらしいです。
比べるときは、対角線上にあるエリアの銘柄を選んでいくとわかりやすいかもです。
ヘリコアに比べて、雑音が多いと感じたのは clean → complexへ移動したので、当然ですね。
確かに、プロアルテは、落ち着いた音でしたし。
ベルカントは、どこに当てはまるんでしょうね(´・ω・`)ヴァイオリンにはない弦だし。


あ、でも、ヴィオラで求められる音の傾向とは違うから要注意です。


ただこの図には、問題があつて、POWWWWWEEEEEEEEEEEEEEEERRRRRRR!!!!!に関する項目がないことです。
今のところ 
POWERはあくまでも音の潰れにくさ、弓圧に対する反応って言う意味です。
アクセルコントロールみたいな。入力に対する出力。 限界。

今のところ [ヘリコア>ヴィジョン . カプラン=プリム]の順で、パワーを感じます。

今日の気温/湿度
34℃ 68% → 24℃ 55%  くらい

メロスでグリップするかと思ったら、全くグリップしなくて、ギョームをさっと上塗り。




2017年8月1日火曜日

Va:ヘリコア → ヴィジョン

CGDをヘリコアから ヴィジョンへ。
 A線がカプランの使い回しなのは許してください。
全く劣化が感じられないんです。

弦を弾いてみた感触では、ヘリコアより明らかに響く。

週末にはいい感じに弦が馴染んでいることでしょう



ついに答え合わせのとき

■弱い弓 私が通っている工房さんの持論ですが 弓が弱い人の弾き方の特徴として 弓が跳ねる、震える ヴィブラート中に音が途切れになる 手首を吊っている 弦を撫でるように弾く アタックで柔らかい・小さい音しか出てない。   というのがありますが、この全部を満たしている人の演奏を間近で...