2018年1月19日金曜日

徒然草第116段

寺院の号、さらぬ万の物にも、名を付くる事、昔の人は少しも求めず、ただありのままに、やすく付けけるなり。この比(ごろ)は深く案じ、才覚をあらはさんとしたるやうに聞ゆる、いとむつかし。人の名も、目なれぬ文字を付かんとする、益なき事なり。

何事もめづらしき事をもとめ、異説を好むは、浅才の人の必ずある事なりとぞ。

「徒然草」第116段より


近年のカタカナ混じりの日本語を見て、
徒然草にも似たようなこと書いてあったなと思ったことから。
覚書程度に、引用してみる。





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