2018年6月23日土曜日

アルマンド練習中

シュラディーク、カイザー、クロイツェル、アルマンド
シュラディークの成果が現れつつあるようで、音程、ボウイングともに安定。

メーニッヒを徐々に使いこなせるようになってきたようだ。
自分の引き出しがどんどんアンロックされていく感じが心地よい。

黒猫の調子もいい。が、今日は気温低めの湿度高め。
頻繁に付け直さぬと、バッハの重音がきれいに決まらなかった。

それでも、ギョームの頃よりずっと調子がいい。
松脂の粒子がきめ細かいというのは、本当のようだ。
ギギギとしない。

黒猫はちゃんと調整された楽器でないと発揮できないようだ。
今の今まで、続けた松脂ジプシーというのは、
ひとえに自分の楽器が未調整であったからだろう。

昔、「黒猫はカサつく」と言ったが、
弦を掴みきれないのではなく、弦を掴むに値する腕の力を、
伝えきれてなかったのだと実感した。
正確には駒をドライブさせる。

弦はあくまで枝葉で、本体は駒だ。

あと、楽器をうまく保持できているときは、肩当てが落ちない。

肩当てのフィット感を求める前に、構え方を見直すべきだ。
KUNは悪くない。むしろ、必要にして十分すぎる性能がある。
使いこなすには、それ相応の腕がいるのは確かなようだ。

初心者のうちはビバラムジカなどは最適だろうが、楽器の響きを抑えすぎている。
今ならわかる。はず。

何度でも言うが、「良い弓」は素晴らしい。
楽器の性能を引き出すだけじゃなく、自分自身を楽器に伝えることができる。
弓は楽器との橋渡しなんだ。
いくらストラディバリウスだろうがガルネリだろうが、
「交渉役」の弓の性能が低くては、宝の持ち腐れだ。
「良い楽器」は「良い弓」あってこそ。

一度掴んだら、決して離すな。


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